VW株主総会、両創業家が経営陣を擁護

排ガス問題に対し強烈な批判

 6月22日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、昨年9月に排ガス不正問題が発覚して以来、初めてとなる年次株主総会を開いた。(2016年 ロイター/Fabian Bimmer)

[ハノーバー(ドイツ) 22日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>は22日、昨年9月に排ガス不正問題が発覚して以来、初めてとなる年次株主総会を開いた。

過半数株式を保有するピエヒ、ポルシェ両創業家を中心に大株主が結束して経営陣の支持に回る一方、少数株主からは排ガス問題やその対応への批判が相次いだ。

株主総会では、VWのペッチュ監査役会長の交代を求めた2件の動議は大株主によって否決された。

VWの元最高財務責任者(CFO)でもあるペッチュ会長は排ガス不正問題について株主にあらためて謝罪した。

また、ミュラー最高経営責任者(CEO)は、すでに発表した2025年までの新戦略に触れながら、VWに変わる準備があると強調し、株主の不安解消に努めた。同社は新戦略として、新型電気自動車(EV)や配車サービスなどに巨額の投資を行うため効率化を進める方針を示している。

VWの監査役会と取締役会は、2015年の排ガス不正問題の調査で当時の経営陣が取った対応に問題はなかったとして、株主総会で前経営陣の業務執行を承認するよう株主に勧告していた。総会で少数株主は勧告に強く反発したが、11時間におよぶ議論の結果、前経営陣の業務執行を承認する提案は可決されたという。

また、監査役会と取締役会が提案した、2015年の配当を普通株1株当たり0.11ユーロ(0.1243ドル)、優先株1株当たり0.17ユーロにそれぞれ大幅に減額する案も株主に承認された。

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