グローバル経営戦略

2012年12月13日、デロイト トーマツ コンサルティング監修の「グローバル経営戦略2013」『Think!別冊』No.5が発刊された。同社のコンサルタントの知見に加えグローバル化を味方につけて成長に拍車をかける経営者の体験など、今を生き抜くビジネスパーソン必読のコンテンツ満載である。そのエッセンスを順次公開。

Global Leader's View
張本社長 画像
張本 邦雄
TOTO株式会社 代表取締役社長執行役員
海外事業における最大の強みはDNAを受け継ぐローカル社員の存在

企業を取り巻く世界経済の動向は依然不透明なままだ。
このような経営環境の下、日本企業が苦境を脱し、
再び活力を取り戻すためにはどうすればよいのか。
グローバルの概念を根本から問い直し、ビジネスパーソンの意識を刷新する箴言を公開する。
これを読めば、世界が違って見えてくるだろう。
ローカル化を進めたのだけれど、結果として「TOTOが好き」「日本的考え方や日本的文化が好き」という人たちが残り、活躍しています。
各国の海外関連会社で、TOTOのDNAを受け継いだローカル社員が育っているのですが、彼らとTOTOとの一体感やモチベーションは強く、こうした風土がTOTOの海外事業の最大の強みかもしれません。
去年インドを訪れたときに「この工場が利益を出すようになるのは僕の次かその次の社長のときだろう」と言いました。10年、15年のスパンで考える事業だということを明確にしておかないと、経営判断を誤るからです。
今年、ベトナムと中国に行ったのですが、そこで強調したのは「絶対焦るな」ということ。「長いスパンで見れば人口は増え、所得も増えていくので、じたばたすることはない。今大事なのは、どうやってブランドを維持し、代理店をどうサポートしていくかであって売り上げではない」と。
現地の経営陣に繰り返し言っているのは「真の実力の数字だけくれればいい。そうしないと経営判断を誤る。絶対に無理するな」ということです。
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