「微妙な英語力」でも世界で活躍できるワケ

@May_Romaが見た非ネイティブの「スゴ技」

世界で活躍する非ネイティブの意外な英語力とは?(写真:Taka / PIXTA)
世界の中でも英語力が低いとされる日本人。でも、英語がニガテなのは日本人だけではありません。
グローバルに活躍している日本人以外の「非ネイティブ」は、一体どの程度の英語力なのでしょうか。『国連でも通じる 世界の非ネイティブ英語術』の著者であり、元国連機関職員として従事し、のべ15年間、海外と日本を往来して過ごしてきた谷本真由美(@May_Roma)さんに、活躍する非ネイティブたちの意外な英語力について語ってもらいました。

世界の英語はかなりいい加減!

私は15年ほど日本と海外を行き来して暮らしています。その間、米国、日本、イタリア、イギリスで現地の組織に雇われて働き、数十カ国の人々と働いてきました。

英語をビジネスで使う機会は増える一方で、多国籍展開する組織や事業は急速に増えています。私も例外ではなく、英語を駆使して仕事をするしかない環境にいました。しかし振り返ってみると、実は流暢な英語を使いこなす非ネイティブというのは、全体からするとごくごく一部。大多数の人々は、かなり適当な英語でもなんとかなっているのです。

これは、日本でよく報道される「国際派ビジネスマン」や「グローバル人材」の「イメージ」とかけ離れていませんか?

適当な英語でも、仕事は回っており、お金を稼いでいる人は大勢います。しかも、英語が母語である国に住んで働いていても、かなり微妙な英語を話す非ネイティブも大勢いるのです。

そんな人々でも、企業の管理職をやっていたり、かなりの年収を稼いでいたり、なんとネイティブに指令を出して仕事をしたりもしています。

いったいどういうことか?「間違いだらけの英語」でも、グローバルな環境でなんとかなっている、という実例をいくつかご紹介したいと思います。

ケース1 : 英語が訛りすぎていて宿題の締切日がわからない

多国籍な職場の例のひとつは、英語圏の大規模な大学です。

英語圏の大学には世界中から人が集まります。研究活動では英語が共通言語であるため、英語を理解する、英語で研究できる人であれば、英語圏の大学のポストに応募しやすいというのもあります。仕事ができれば国籍や性別は問わないという大学がほとんどなので、日本の大学よりもはるかに多国籍化しています。

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