忙しすぎる親が子育てで重視すべき「発想」

時間制約があるからこそ効果的な3つのこと

忙しい共働き家庭の子育てで大事にすべきことは?(写真:Ushico / PIXTA(ピクスタ)
小学校低学年から高学年、そして中学生へ……。周囲に私学を受験する子も増える中で、わが子の成績や先々の進路がまったく気にならない親はいないだろう。どうすれば少しでもいい点が取れ、より上位の学校に進学できるのか。そもそも子どもにやる気を起こさせるには?
約25年にわたり学習塾を運営し、3000人以上の子どもを指導、成績向上に導いてきた石田勝紀氏は「心・体・頭のしつけ」をすることが重要と語ります。この連載では石田先生の元に寄せられた親たちのお悩みに答えつつ、ぐんぐん伸びる子への育て方について考えていきます。
※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

【質問】

30代共働き世帯です。育休から仕事復帰してからはや数年。夫が家事育児に協力する時間がなかなか取れない中、自分も仕事では男性同僚と同等の責任と仕事量を負っており、仕事と家庭の二重労働を乗り切ることで時間的にも体力的にも精一杯という日々です。
子どもが小学校に上がってからは、専業主婦のお母さんと接することが増えたのですが、当然ながら両者を比べると、やはり共働きなので子どもと接する時間が少なく、習い事も十分にはさせてあげられていないなどなど、常々感じています。私の至らなさでもありますが、家での持ち帰り仕事も多いので、しっかり勉強を見てあげることも、子どもが習っているピアノを日々横につきそって見てあげることもできないのです。
子どもの将来を考えると今後の中学受験にも興味があるのですが、「親の受験」ともいわれる中学受験にこの状態で対応できるのかわかりません。
こんな毎日ですが、職を持つ母親は子育てにおいて、どこに気をつければいいでしょうか。何もかも手厚くとはできないなか、重要なことを見極めたいです。アドバイスのほど宜しくお願いします。(仮名:岡田さん)

【石田先生の回答】

子どもとの時間を増やす方法はたった2つ

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岡田さん、お便りありがとうございます。岡田さんのようなお母さんは今現在、日本に非常にたくさんいることでしょう。働くお母さんの数は、専業主婦のお母さんの数を超えたという統計もあるぐらいですから、今や、共働き世帯がスタンダードになりつつありますね。

育休問題や、その後の職場復帰、さらには保育園問題と働くお母さんを取り巻く環境は非常に厳しく、このような中で子育てをされるということに、本当に頭が下がります。一方の父親も、もちろん子育ては共に行うものという認識を強く持つ必要があり、お母さんに子育てはお任せという時代では、もはやなくなってきていることを自覚する必要もあるでしょう。

さて、今回のご質問に対して、いちばんの問題となっている「共働きで、子どもと接する時間が少ない」という点に焦点を当ててお答えしようと思います。このような状況の中でどのように子どもと接し、子育て、教育をしていけばよいかは多くの働くお母さん方の関心事です。

このような状況で、私が考えるお子さんとの時間を増やす方法はたった2つです。ひとつは物理的条件を変えることです。もうひとつは心理的条件を変えることです。

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