日経平均は3日続伸、円高一服で買い戻し

終値で1万6100円台を回復、商いは低水準

 6月21日、東京株式市場で日経平均は3日続伸。下げ幅が一時200円に迫ったが、英国のEU離脱懸念の後退に伴う買い戻しや円高一服感で、プラスに転じた。写真は東京証券取引所で2月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続伸。朝方は円高進行を嫌気し、下げ幅が一時200円に迫ったが、英国の欧州連合(EU)離脱懸念の後退に伴う買い戻しなどを背景に下げ幅を縮小。円高一服感が強まると日経平均はプラスに転じ、上値を切り上げた。もっとも投資家の様子見姿勢は続き、東証1部の売買代金は1兆7796億円と低調だった。

序盤は1ドル103円台半ばへとドル安/円高に進行した為替を嫌気し、売りが先行。日経平均が前日に大幅高となった反動もあり、主力輸出株を中心に値を下げた。寄り後にはきょうの安値1万5770円96銭を付け、前日に空けたマド(1万5774円87銭─1万5835円86銭)を埋めた。

ただ英国のEU残留観測の高まりなどを背景に投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、下げ幅を縮小。大引けにかけてじりじりと1ドル104円台前半までドル高/円安が進むと、先物に断続的な買い戻しが入り、日経平均は一時1万6200円台を回復。取引時間中で約1週間ぶりの高値を付けた。

日経平均は値幅400円を超す大きな値動きとなったが、商いは低水準のまま。23日の英国民投票を控え様子見ムードが広がっているという。

ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏は「英国のEU離脱に関して楽観ムードが出てきているだけに、何かあった場合の怖さがある。日経平均1万5000円割れのリスクシナリオに対する備えが必要」と警戒していた。

東証業種別株価指数では、非鉄金属、鉱業、鉄鋼を除く30業種が上昇。値上がり率上位には、医薬品や食料品などディフェンシブ銘柄のほか、情報・通信、不動産など内需株が並んだ。外部環境に不透明感がくすぶるなか、比較的左右されにくい銘柄が物色されたという。

個別銘柄では、第一三共<4568.T>が高い。20日、自己保有株を除く発行済み株式総数の4.1%にあたる2800万株、取得総額500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり1395銘柄に対し、値下がりが443銘柄、変わらずが121銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16169.11 +203.81

寄り付き    15875.81

安値/高値   15770.96─16202.3

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1293.9 +14.71

寄り付き     1269.96

安値/高値    1262.97─1296.67

 

東証出来高(万株) 172232

東証売買代金(億円) 17796.85

 

 

 

(杉山容俊)

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