景気は後退局面だが、すでに底入れの兆しも

景気・経済観測(日本経済)

日本経済は東日本大震災からの復興需要や政策効果に支えられて、持ち直しの動きを続けてきたが、海外経済の減速を背景とした輸出の減少や個人消費の息切れなどから、2012年春頃をピークに後退局面入りしたと考えられる。

実質GDP(国内総生産)は12年4~6月期に前期比年率マイナス0.1%と4四半期ぶりのマイナス成長となった後、7~9月期も同マイナス3.5%の大幅マイナス成長となった。7~9月期には輸出が大きく落ち込む中、個人消費、設備投資を中心に国内需要も6四半期ぶりの減少となった。

マイナス成長は12年10-12月期まで続きそうだが、景気はすでに底入れの兆しが見られる。

まず、日本の輸出を大きく左右する海外経済については、欧州経済は当面弱い動きが続きそうだが、米国経済は住宅市場の改善基調が明確となるなど底堅い動きとなっている。

また、減速が続いていた中国経済は生産、消費、投資関連指標が上向き始めており、製造業PMI(購買担当者指数)も10月、11月と2カ月連続で50を上回った。中国の実質GDPは12年7~9月期まで7四半期連続で伸びが鈍化したが、10~12月期以降は再加速する可能性が高い。

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