ニッチな強みを生かせない会社が多すぎる

本当の強みに気付けない残念な人たち

ちなみに認定された会社の平均売上高は200億円。100社で2兆円の規模になります。

これが1社1000億に成長すれば10兆円。さらにGNTを目指す会社が続々と現れれば日本のモノづくり会社の未来が明るくなる気がしてなりません。(ちなみにGNT100社に選ばれた会社で上場している会社も多数ありますが、株価パフォーマンスはあまり高くない傾向で市場での注目度は発展途上といえるかもしれません)。

さて、みなさんの会社にはニッチトップな事業分野はありますか? 認定された100社は機械・加工や素材・化学、電気・電子など幅広いものづくりの製造業から選定されています。日本でのシェアが高いにもかかわらず、将来の経営に危機感を募らせて海外への進出を果敢に実行。世界で戦いシェアを得るためにさまざまな苦労を重ねて、成果をあげてきた会社ばかり。

グローバルな市場展開やブランドの確立、提供する製品・サービスの価値に見合った高い収益率の確保など、一層の発展のための課題はたくさんあったことでしょう。

ニッチトップになる芽はある

さて、ニッチトップになりえる芽=強みは、製造業にかかわらずどの会社にも1つや2つはあるもの。

たとえば、業界に精通した調査分析力とか一貫した生産体制とか。私が長く勤務していたリクルート社も営業力……よりも、広告媒体を「超短期間」「検索しやすい構成」で印刷して配送する強みをもっていました(10年くらい前の話です)。

その強みがあったから営業も自信をもってセールスができたのだと思います。ただ、そうした会社独自の強みを認識できておらず、ニッチトップを目指す機会を逸している会社がたくさんあります。

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