「初のひとり出張」を乗り切る5つのポイント 新入社員のうちに身につけておけば安心だ

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知らない場所への初めての出張は不安も募るが、実り多いものにしたい(写真:anzphoto_Inc,/PIXTA)

社会人になってから初めて、ひとりで出張に行くよう命じられた――。無事任務を終えられるか心配で、行く前から緊張している人もいれば、仕事後の観光やグルメを思い浮かべて、テンションが上がっている人もいるだろう。

行き慣れない場所に行くと予期せぬ事態も起こりやすく、失敗もしやすい。トラブルなく充実した時間を過ごして帰路につくためには、何に気をつけるべきか。国内出張を前提に、頭に入れておきたいポイントを5つほどご紹介したい。

訪問先の街の雰囲気をつかむ

ポイント1 目的のクライアントを訪れるだけで満足しない

出張は高い交通費をかけて行くのだから、できるだけ多くの成果を持ち帰ることが大切。そう考えると、目的のクライアントを訪問するだけで満足してはもったいない。近隣エリアにオフィスを構えるほかのクライアントがいるなら、あいさつに出向くのもいいし、いつも電話やメールだけでやり取りしている支社や協力会社の社員がいるなら、直接会って日ごろのお礼を述べるのもいい。

初めて訪れる場所なら、客先に行く前に時間を作って、周辺の様子を見ておきたい。どんな場所にオフィスを構えているか確認できるし、客先での雑談のネタにもできるからだ。商店街をぶらついたり、名物を食べたりした上で、「雰囲気の良い街ですね~」「お昼に◯◯を食べたのですが、絶品ですね」などと良い印象を得たことを伝えれば、相手も悪い気はしないし、話もはずむ。

こんなちょっとしたことが相手との距離を縮め、のちの仕事をスムーズにすることはよくあることだ。時間が許せば、今後のために神社仏閣など地元の名所を見ておくのも良いだろう。現地にいる時間は最大限に活用することを考えたい。

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