優秀な子を育てる親は「苦手」に目を向けない

学校改革には「変わった先生」がもっと必要だ

第6回は小林りん氏と議論を交わす
モンスターペアレンツや土日の部活動問題など、教員の負担についての議論は絶えない。先生の話をみんなで席に着いて聞くスタイルにすら矛先が向き、学力別・習熟度別など個別授業へのニーズが高まっている。だが、いいものには予算がかかる。毎月毎年多額のおカネを塾に払っている親ですら、優秀な先生を採用・育成するのにおカネがかかることに気づいていないのだろうか。ICTを活用すれば安価でさまざまなニーズへの対応が可能にはなるが、先生も親も変わらなければならない。社会環境も変える必要がある。
本連載は算数学習支援サービス「RISU」を立ち上げた筆者が、そんなテーマに迫っていく。第6回はインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢、通称「ISAK」代表理事の小林りん氏と議論を交わした。

国際社会で変革を起こせるような人材の育成

加藤エルテス 聡志(以下、加藤): ISAKとは?

小林りん(以下、小林):ISAK(アイザック: インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢【International School of Asia,Karuizawa】)は、長野県軽井沢にキャンパスを構える全寮制インターナショナルハイスクールです。さまざまなバックグラウンドを持つ若者を、アジア太平洋地域を中心に世界約30カ国から受け入れ、将来国際社会で変革を起こせるような人材の育成を心掛けています。

加藤:ISAKでは教育の成功指標として、どのようなものを定めていますか?

小林:トランスフォーメーショナル(transformational:変革的)なことを生徒一人ひとりがやっているか、できる人に育っているか、に指標をおいています。

加藤:「何かを変える活動を主体的にやっているか」といったところでしょうか?

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