帝国ホテルのチョコ、バカ売れの理由

椿山荘カレーやユネッサン入浴剤も人気

10月1日、丸の内駅舎がリニューアルした東京駅の改札内1階中央通路「セントラルストリート」に、買い物客の長い行列ができた。ホームへ登る階段に挟まれた中央通路の店頭から、階段を通り越して向こう側まで続き、通行客を驚かせた。

買い物客のお目当ては、セントラルストリートにある菓子ショップ「Sweets Bouquet 銘菓紀行」に出店している帝国ホテルの店。同ホテルでは売っていない限定品の「開業記念チョコレート」が、この日に発売されたのだ。同ホテル1階のショップ「ガルガンチュワ」で販売しているスティックチョコレートの新作フレーバー(味)3種類(カフェマーブル、アールグレイマーブルと、苺ラズベリーマーブル)を詰め合わせたもので、外箱はオリジナル品の黒基調を踏襲しつつ、金色で丸の内新駅舎がデザインされている。

東京駅改札内セントラルストリートの「Sweets Bouquet 銘菓紀行」(撮影:今井 康一)

10本と15本の箱入り2サイズ(この2品のみ丸の内駅舎のデザイン)、さらに口紅のような小箱の4本入りを合わせ、発売1カ月で1万8000本を販売した。オリジナル品は年間での販売が4万本というから、驚異的な売れ行きだ。既存品の根強い人気に加え、丸の内駅舎に絡めたお土産にもってこいであること、直前にテレビ報道などで取り上げられたことなどが相乗効果となった。

商品を開発した外販事業部の池本知恵紀・販売企画課支配人は「箱入り商品の価格設定は1000円以上が基本だが、駅ではビジネスパーソンが同僚に買うなど少量・小分けのみやげ需要もあると考え、小箱(525円)も企画した」と話す。

帝国はホテルPBの草分け的存在

大手小売り企業など売り手側が企画して、メーカーに製造を委託し独自のブランド名で展開する商品群であるプライベートブランド(PB)。帝国ホテルは、菓子や加工食品を中心としたホテルPBビジネスの草分け的存在の一つだ。

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