「007」の真実をどれぐらい知っていますか この薀蓄100章は思わず人に話したくなる

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81. ボンドを狙う銃口の中にシルエットが登場するお馴染みのオープニングは通称「ガンバレル」シークエンス

82. ガンバレルが登場しない唯一の作品は2006年の『カジノ・ロワイヤル』

83. 続く『慰めの報酬』でもオープニング・シークエンスとしては登場せず、作品の最後にガンバレルで幕を閉じる

84. 10月5日は「ジェームズ・ボンドの日」。シリーズ第1作目が英国で初公開されたのが1962年10月5日

85. 米国のサイト「アスクメン」の読者投票「最も影響力の強い男性」でジェームズ・ボンドが1位に選ばれた

86. 「ボンドは飲酒過多により56歳までに死亡するリスクが高い」との研究結果が英医師会誌「BMJ」に発表された

87. 原作における1週間の飲酒量は92ユニット(英国におけるアルコール摂取量の単位で、1ユニットはエタノール8gに相当)で、適正量の4倍にもなることがわかった

88. 007シリーズでは棺おけが小道具としてよく登場する。これはアルバート・R・ブロッコリがかつて棺おけのセールスマンだったことから始まった楽屋落ちのひとつ

たくさん殺して、たくさん愛して

89. コネリーがボンドを務めた6作品で、殺した敵は1作あたり平均7.33人。ベッドを共にした女性は平均2.66人

90. 歴代ボンドの中で殺した敵の数が最も多いのはブロスナン。殺した敵の数は1作品あたり平均21.25人

91. 同シリーズでボンドが関係をもった女性の数は約60人

92. ボンドの愛用ブランドは、ブリオーニ、ターンブル&アッサー、ジョンロブ、オメガ

93. 『慰めの報酬』からはトム・フォードが衣装を担当

内部の撮影は無理だけれど、秘密兵器担当Qを演じているベン・ウィショーは、MI6から同本部内で行われる『007/スペクター』上映会に招待されたそう(写真:claudiodivizia / PIXTA)

94. テムズ川岸のVauxhall CrossにあるMI6本部は通称「レゴランド」。映画シリーズに登場する外観は許可を得て実物が撮影されてきたが内部撮影はNG

95. 2015年、シリーズ24作目の『007 スペクター』が完成

96. スペクターはシリーズ初期から登場する世界規模の犯罪組織。首領はエルンスト・スタヴロ・ブロフェルド

97. スペクター(SPECTRE)はSPecial Executive for Counter-intelligence,Terrorism,Revenge and Extortion (対敵情報、テロ、復讐、強要のための特別機関)

98. 『スペクター』でカクテル・コンサルタントを担当したのはロンドンの老舗高級ホテル「サヴォイ」のアメリカンバーのヘッドバーテンダー、エリック・ロリンツ

99. 『スペクター』のモロッコで撮影された大爆発シーンは映画史上世界最大規模としてギネス記録に認定された

100. 英国で公開された『スペクター』は6380万ドルを売り上げ、英国における歴代のオープニング興行記録を更新

(文:森谷美香/モノ・マガジン編集部、
モノ・マガジン2015年12月16日号より転載)

■参考文献
参考文献・ホームページ/『007大百科』(AC Book)、『ジェームズ・ボンド 007シークレットファイル』(東邦出版)、『映画でわかるイギリス文化入門』(松柏社)、ほか関連サイト
モノ・マガジン編集部

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