自動車株を最も動かす言葉は「駐車」だった

ツイッター解析が示した事業環境の底流

「駐車」というキーワードに込められた意味は? (筆者撮影)
株価の動きを事前に知りたいのは人情だが、なかなか当たらないのも真理だ。だが、株取引の裏にどういった心理や業界事情があったのかを科学的に解明することは、不可能ではなさそうだ。
人工知能技術を使ってビッグデータ解析を行うエコノミックインデックス(EI社)は、ツイッターでどのような言葉が主流になれば、株式市場に響くかを、一部業界についてランクづけした。それによると、1〜4月に自動車6社の株の出来高に最も影響した言葉は「駐車」。三菱自動車やスズキの燃費不正などで上位に来た「ガソリン」を退けた理由を読み解くと、業界をめぐる微妙な変化が浮かび上がってくる。

「桶屋が儲かる風」を可視化したい

EI社が目指しているのは「『風が吹けば桶屋が儲かる』流れを、数値を通じて可視化すること」(サービス統括部の山本隆部長)だ。今回対象にしたのは、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、マツダ、三菱自動車工業、富士重工業(スバル)の6社。自動車業界に関連する200件のキーワードが個別の株式の出来高にどの程度影響したかを、独自のアルゴリズムを用いて毎日点数化。1〜4月分を積み上げて順位をつけた(下表)。

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インテル中興の祖、アンディ・グローブ。数々の英断で、プロセッサー半導体市場で無双の企業を作り上げた。グローブの愛弟子である、インテル全盛期のトップが語る技術経営の神髄。