ドラッカーも語らない、すごい不合理の解決法

新世代リーダー 西條剛央 「ふんばろう東日本」代表

西條 剛央
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表、早稲田大学大学院(MBA)専任講師
西條 剛央 氏
1974年宮城県生まれ。早稲田大学大学院(MBA)専任講師、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表。心理学と哲学を専門とし「構造構成主義」という独自理論を創唱。この理論を用いて東日本大震災の支援を開始。物資のマッチングや行政の支援の外にある避難者への家電提供などを実現した。著書に『構造構成主義とは何か――次世代人間科学の原理』(北大路書房)、『人を助けるすんごい仕組み』(ダイヤモンド社)など。

西條剛央に初めて会うと拍子抜けするだろう。「日本最大級のボランティア組織の代表」という言葉から連想する、情熱的なイメージとは程遠い。淡々とした語り口がそう思わせるだけではない。念入りにセットされた髪型に、華麗なスーツの着こなし。まるでファッションモデルのような風貌だ。

西條の本職は早稲田大学大学院のMBAコースの専任講師。心理学、哲学を組織論や経営手法に活かす講義を担当している。“いかにも”ではない、彼だからできた支援が東日本大震災復興支援のボランティア組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」だ。

彼は「ふんばろう」でも心理学や哲学の理論を応用、無償のボランティアが最大限に能力を発揮する組織運営を心掛けた。ツイッターやフェイスブックを駆使し、被災地を応援したい、支援を呼びかけたいという双方の需要をマッチング。

3000カ所以上の避難所・仮設住宅に、3万5000回以上、15万5000品目にわたる物資を支援、国や日本赤十字社の規模をも超える支援を達成した。ほかにも失業した被災者向けの資格取得プロジェクトなど20を超えるプロジェクトを実行。現在も被災地の行政の相談役を務める。

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