拉致被害者地村さん、帰国以来の署名活動

地村さんが自ら申し出る

市民に署名を呼び掛ける地村さん(左から2人目)ら=21日、福井県若狭町北前川

北朝鮮に拉致された疑いがある特定失踪者問題の早期解決を目指し、福井県特定失踪者の真相究明を願う会は21日、福井県若狭町の若狭さとうみパークで署名を呼び掛けた。小浜市の拉致被害者、地村保志さん(60)も参加し、早期解決を直接市民に訴えた。地村さんが署名活動に参加するのは、2002年の帰国以来初めて。

拉致問題風化させない

「拉致問題を風化させたくない」――。地村さんは、署名活動に参加した理由をこう語った。同級生たちが、拉致・特定失踪者の支援組織「救う会福井」のメンバーとして早期解決を訴える中、この日の参加は地村さん自らが申し出た。

「若狭・三方五湖ツーデーマーチ」に合わせて行われた署名活動には、県内特定失踪者の家族や支援者、救う会福井のメンバーら約30人が参加した。地村さんは午前9時過ぎから会場に立ち、署名を呼び掛けた。市民からは「元気そうですね」「帰国したときは感激しました」といった温かい声が掛けられた。

活動後、地村さんは「拉致を風化させないため、同級生たちの取り組みに協力したかった。私が直接訴えることで、市民の皆さんには少しでも拉致への関心を持ってほしい。今後もできる限り参加していきたい」と話した。

次ページ世代を引き継いで解決すべき問題
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
あのころ銀行は<br>無茶苦茶だった

『住友銀行秘史』の著者で元・住銀取締役の國重惇史、元イトマン顧問弁護士の河合弘之、元長銀取締役の箭内昇。平成の金融バブルの最中に起きたイトマン事件の真相と教訓を語る。