アマゾン本社へ行ってみた(下) 世界ブランドを輩出する街

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写真右側に写っている5階建ての低層の建物は、再開発に伴って壊される予定のもの。もともとこの周辺はこの程度の高さのビルがたくさん建っていたらしい。画面奥の高層ビル群がダウンタウンだ。高層ビルが立ち並ぶ地域は広がっており、典型的なスプロール現象だ。

スペースニードル展望台から見るとこんな感じの見え方になる。画面の中央やや左下寄りにこげ茶色をした低層ビルが見えるだろうか。そのビルを取り囲む3つのブロックが再開発される地域。現在はほとんど駐車場として使われていることがわかる。

シアトルは読書人が住む街

シアトルは雨が多い。そしてもともと弁護士、医者、大学教授など高学歴の住民が多い。よって雨降りの日には家のリビングルームで読書を楽しむ人が多く、全米の中でみても本を愛する人が多い街として知られている。ニューメキシコ州アルバカーキ出身、プリンストン大学を卒業しニューヨークの金融機関で働いていたベゾス氏がシアトルを選んだ理由のひとつだ。

本好きが集まるシアトルだけに、リアルな書店だって大きい。ダウンタウンには全米最大の書店チェーンである「バーンズ&ノーブル」の巨大店舗がある。アマゾンの攻勢により苦戦が続いているが、やはりこうしたリアル書店の暖かみは捨てがたい。

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