キムチ三国志、ナンバーワン商品は 専業の美山が攻勢

拡大
縮小

美山は新商品の「毎日キレイキムチ」だけで年間1千万パックの売り上げ目標を設定しており、東海漬物の「こくうまキムチ」と同程度を販売したいと意気込む。

キムチ商品のブランド別シェアは、長らく東海漬物の「こくうま キムチ」がトップに君臨してきたが、ピックルスが09年に投入した“甘さ”が特徴の「ご飯がススム キムチ」が、子供も食べられる甘いキムチとして、母親や若い女性からの支持を受け大ヒット。2社がトップブランドを争う中に、専門メーカーがいよいよ本腰を入れてきた構図である。地味な漬物市場で激しいキムチ戦争が勃発した。

秦 卓弥 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

はた たくや / Takuya Hata

流通、石油、総合商社などの産業担当記者を経て、2016年から『週刊東洋経済』編集部。「ザ・商社 次の一手」、「中国VS.日本 50番勝負」などの大型特集を手掛ける。19年から『会社四季報 プロ500』副編集長。21年4月から再び『週刊東洋経済』編集部。アジア、マーケット、エネルギーに関心。

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT