初めての宴会幹事に贈る「5つのオキテ」 幹事の仕切りぶりは仕事の評価に直結する

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幹事の仕事はプロジェクトマネジメントと同じ。心して引き受けよう(写真:motoko/PIXTA)

新入社員もようやく仕事や会社の雰囲気に慣れてきた頃だろう。少し仕事に慣れたタイミングで新人や若手社員に任されがちな、重要な役職がある。「飲み会幹事」だ。

もちろん、学生時代にすでに幹事経験がある人もいるだろう。しかし、問題は同世代が揃う学生の飲み会と違い、社会人の飲み会は世代も嗜好もバラバラになりがちなことだ。「うぇ~い!」と学生ノリで仕切ろうとすると、思わぬ失態を犯すことになる。

幹事の仕事は“プロジェクトマネジメント”

しかし、「新人が飲み会の幹事を請け負うのは、最初の大きなチャンスです」と『残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術』の著者で、コンサルタントの吉山勇樹氏は指摘する。

「計画を立て、関係者の調整をして、スケジュールにあわせて、大勢を動かす……。飲み会はまさに小さなプロジェクトマネジメント。幹事の仕事はすべて、普段の仕事力に直結します。よい幹事ぶりを発揮すれば『あいつはデキる!』と必ず周囲から評価されるきっかけになります」(吉山氏)

では、具体的にどんなマネジメントをすると、「良い幹事=デキる社員」とみなされるのだろうか? 自身もダンドリ力を発揮して、数々の飲み会をオーガナイズしてきた“幹事王”だった吉山氏の意見をもとに、はじめての幹事を成功させ、評価につなげるための「オキテ」を5つまとめてみた。 

幹事のオキテ1 「店を決める前に、ゴールを決めよ!」

「さ~て、どこのお店にするかな…」と、店選びに着手する前に幹事が最初にしなければいけない仕事がある。その飲み会の「ゴールは何か」と確認することだ。「新人を含めた課のメンバーの親睦」が狙いなのか、「今期の目標達成を実現するためのキックオフ会」なのか、あるいは「異動するメンバーの歓送迎」なのか……。ひとくちに会社の飲み会といっても、その目的は多種多様。それによって、ふさわしい店の雰囲気や、店に求める料理や設備も変わってくるわけだ。

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