賢い家電を選べば、朝の身支度も時短できる ヒゲそり、歯磨き、ヘアドライを素早く!

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時間があるときは、付属の舌用ブラシで舌を磨こう。鶴見大学歯学部中川洋一先生によると、口臭外来に訪れる患者の約8割は、原因が舌の汚れだいう。朝出掛ける前に舌を磨いておけば、口臭対策にもなるというわけだ。

5万円近くするドライヤーを買う理由

通常のドライヤーと異なり、ハンドル部にモーターを内蔵する

朝にシャワーを浴びる派は、髪の毛を乾かしてセットするのに、毎朝、けっこうな時間を取られる。そこで役に立つのが、大風量のドライヤーだ。最近では、毎分1.5立方メートルを超える大風量のドライヤーも数多く登場しているが、濡れた髪の毛を早く乾かすという点ではこの風量が大きく影響するのだ。

この大風量という点で、注目のドライヤーが、ダイソンの「スーパーソニック」(実勢価格4万8600円)だ。同社が発売している羽根のない扇風機「エアーマルチプライヤー」と同じ原理を採用し、モーターが取り込んだ空気を約3倍に増幅する。このため、最大風量は毎分2.4立方メートルまでになる。

単に大風量なだけでなく、風圧にもこだわり、3.5Paの最適な風圧を実現。大風量とこの風圧の組み合わせによりスピーディに髪の毛を乾かせるのだ。ただし、実勢価格で5万円弱とドライヤーとしては非常に高価だ。このため、髪の毛を乾かすという機能だけではオススメしにくい。しかし「スーパーソニック」にはもうひとつ画期的な機能がある。それが、毎秒20回風温を測定することで、設定温度以上の高温にならない「インテリジェント・ヒートコントロール」だ。

髪の毛に最適な温度をキープするため、乾かすことを優先してしまって髪の毛や頭皮を痛めるしまうという心配がないのだ。髪の毛を乾かすだけの目的なら、1万円を切る価格で買える大風量ドライヤーでもいいが、髪の毛や頭皮のケアまで考えるなら、ダイソンを選択する意味は十分ある。頭皮と髪の毛にダメージを与えなければ、別途ケアする時間も省け、トータルで時間が短縮されるというわけだ。

コヤマ タカヒロ デジタル&家電ライター

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Takahiro Koyama

1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。パソコンやデジタル機器、家電製品など電気が流れる機器と、それらにまつわるビジネスについてさまざまな媒体にて執筆活動を展開。得意分野は家電とデジタル機器がクロスする部分。また、米・食味鑑定士の資格も有しており、炊飯器など調理家電の評価・検証にはより力を入れている。

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