東レ

トレビーノが積み上げた30年 畑違いの逆境をはね返したストーリー

拡大
縮小

すべての働く女性にメッセージ

女性の社会進出が叫ばれる時代。トレビーノをいまの地位に押し上げた佐々木さんは、女性リーダーの先輩でもある。同社で一握りの部長ポストに就いたその姿はすべての働く女性の参考になるだろう。佐々木さんは後に続く女性に、2つのアドバイスを語ってくれた。

まず「何があっても絶対に会社を辞めない」こと。佐々木さんの周囲には結婚や出産で会社を退職し、落ち着いてからあらためて働こうと就職活動を行った友人が数多くいた。しかし、彼女たちのほとんどは就職活動に失敗、働きたくても働けない状態が続いていたという。「日本は一度トラックから外れた人たちに厳しい社会」だからだ。佐々木さんはこう強調する。「どんなにつらくても次が決まらない限りトラックを降りてはいけません。苦しいときは、たとえ費用がかかっても家事・育児は外のサービスを積極的に利用するなども、解決法の一つです」。

そして「訪れてきた波には遠慮せず乗る」こと。女性はチャンスに対してひるんだり、遠慮をしてしまうことが少なくない。しかしその先には必ずいいことがあると佐々木さんは語る。「波に乗ってみると視野が広がり、予想もしないような成長を遂げることができます。自分から波を探す必要はありません。その代わり、やってきた波にはひるまずに乗ってみることを勧めます」。

 佐々木さんのアドバイスを参考に、ぜひ働く女性には自らチャンスをつかみ取ってほしい。

 

お問い合わせ
 ♪水は東レのトレビーノ♪を美しく歌い上げます