パナソニック、「意思込めた」投資で減益予想

中計の最終年度には増収増益を目指す

 4月28日、パナソニックは2017年3月期に売上高7兆6000億円、営業利益3100億円を見込んでいると発表した。幕張のCEATECで2015年10月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino/File Photo)

[東京 28日 ロイター] - パナソニック<6752.T>は28日、2017年3月期に売上高7兆6000億円、営業利益3100億円を見込んでいると発表した。この期から国際会計基準を適用するため前年比較はないが、これまでの米国会計基準で読み直すと減収減益予想となる。

米国会計基準での予想は、売上高が前年比0.7%減の7兆5000億円、営業利益は同9.7%減の3750億円。

同社は3月31日に開いた事業説明会で、売上高ではなく、利益成長を重視する姿勢を打ち出した。津賀一宏社長は会見で「昨年度は場合によってはできもしない増収計画で進んでいた」と指摘、今後は「増収できるものは増収し、減収やむなしのものはしっかり当初の計画から織り込んでいく」と強調した。

今期の減益予想は車載事業や住宅事業で先行投資を実施するためで、将来の売り上げ・利益につながる「意思を込めた固定費の増加」(同社)と説明した。成長に向けた足場固めをすることで、中期計画の最終年度となる2019年3月期には増収増益体質の定着をめざす。

2016年3月期は売上高が前年比2.1%減の7兆5537億円、営業利益は同8.8%増の4157億円だった。

 

(志田義寧)

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