日本型リーダーはなぜ失敗するのか 

半藤一利著

“歴史探偵”として、昭和史と太平洋戦争史に詳しい著者が、日本型リーダーの欠点をあぶり出した。

そもそも、現在の日本型リーダーの源流は、明治から太平洋戦争までの間に形作られたようだ。そのリーダー観とは、優秀な参謀がいれば、リーダーは単なる神輿(みこし)でいいというものだった。それがあの無謀な戦争への突入と、その結果としての敗戦につながったと著者は見る。

こうした考えは、意思決定者が誰であるのかを見えにくくし、責任の所在をあいまいにした。そして、成績は優秀だが現場を知らない、エリート参謀ばかりを生み出した。

それは、3・11の際の政府や東京電力の姿を見ても、明らかだという。

文春新書 819円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
異色対談 伊藤邦雄×村上世彰<br>ROE8%達成で日本を変えろ

ROE8%達成を求めた企業統治改革の指針「伊藤リポート」で知られる伊藤邦雄教授。企業と敵対し、社会に拒絶された「村上ファンド」の村上世彰元代表。両者に相通ずるものとは?