「不倫する有名人」になぜ世間は激怒するのか

大衆が「裁判官を装った復讐の鬼」と化す時

有名人だからこそなのでしょうか(写真:AH86 / PIXTA)
乙武洋匡さんに、川谷絵音さん&ベッキーさん、宮崎謙介元議員、米米CLUB石井竜也さん、桂文枝師匠、とにかく明るい安村さん等々、2016年明けから続き、一段落したかに見える著名人の不倫報道。
不倫は倫理上・法律上の問題があり、当人たちが怒るのはもっともなこと。でも実際、当事者以上に反応し、バッシングしたのは世間のほうかもしれません。ですがホントのところ、みんなどこまで不倫を悪いと思っているのか? 世間が怒る心理に何があるのか? 精神科医の片田珠美先生にうかがいました。

バッシングの奥底に潜む“羨望”

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

最初に断っておくが、不倫を擁護するつもりは毛頭ない。夫婦間の信頼関係を損なう行為であり、人としてあるまじきことだとは思う。ただ、最近は、有名人の不倫報道に対する世間の反応に違和感を覚えることが少なくない。

何よりも違和感を覚えたのは、ベッキーさんとの不倫が報じられた「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さんが「みんな謝れって言うけど、世間の誰に謝ればいいの?」「内輪での話だから関係ないじゃん」などと発言したとかで、激しい批判を浴びたことだ。というのも、この発言には何となく開き直っているような響きがあり、反省のかけらもないように聞こえるが、それでも一理あると個人的には思うからだ。

たしかに、川谷さんの奥さんは今回の不倫で相当傷ついただろうし、ベッキーさんも10本あったCMをすべて降ろされ、活動中止に追い込まれたのだから、彼はきちんと謝罪して、できるだけの償いをしなければならない。しかし、そういうことはあくまでも当事者同士の話し合いに任せるべきであり、赤の他人がとやかく言うことではないというのが私の持論である。

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