仕事で迷ったら、迷わずひとり旅に出よう! 旅が人生と仕事の可能性をぐっと拡げる

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キューバには1950年代のアメ車が現役で走っている(写真:Ling.J / PIXTA)

日本には社会主義=怖い、貧しい、得体が知れないという印象を持っている人も少なくないのだろう。日本で、キューバに通っていると話すと、驚かれることが多いという。

しかし現地に足を踏み入れれば、一瞬で見方が変わる。抱いていたイメージ、あるいは偏見がガラガラと崩れるという体験は、ビジネスマンにとっても有益に違いない。

ひとり旅がもたらす小さな変化

写真をクリックすると、Amazonの販売サイトにジャンプします(撮影:今井 康一)

「キューバは今、国際的に注目されている国だけど、まだキューバに行ったことがある日本人は少ないから、きっと社内でも話題になると思いますよ。男性なら、女性に『逞しい!』と思われるかもしれない。でも、アメリカや中南米のどの国より治安が良いし、英語は通じないけど、スペイン語がわからなくても大丈夫。指さし会話帳があれば、きっと『なにそれ、見せて!』ってみんな寄ってくると思います(笑)。これからアメリカ資本が入ると今のキューバの雰囲気は失われると思うので、変わる前に行ってほしいですね」

旅は人生を変えると言うけれど、そこまで大げさに考える必要はない。

例えば1週間、キューバに行ってみる。そうすれば、映画で見るようなレトロな街並みに目を見張り、尋常じゃないカリブ海の美しさとキューバ人の温かさに感嘆するだろう。現地の人や、旅行者と仲良くなることもありうる。その会話から、普段意識しなかった何かに気付くかもしれない。会社に戻ったら、キューバの話を聞かせてほしいという人は意外なほどたくさんいるはずだ。

こうした旅がもたらす小さな変化が、視野だけではなく、人生の幅、仕事の可能性を広げることにつながっていく。

川内 イオ フリーライター

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かわうち いお / Io Kawauchi

1979年生まれ、千葉県出身。広告代理店勤務を経て2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年夏、バルセロナに移住し、スペインサッカーを中心に各種媒体に寄稿。2010年夏に帰国後は、編集者としてデジタルサッカー誌編集部、ビジネス誌編集部で勤務。2013年6月より、フリーランスのエディター&ライター&イベントコーディネーターとして活動中。スポーツ、旅、ビジネスの分野で輝く才能やアイデアを追って各地を巡る。

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