トラブルの温床!PTA改革「ここが危険」

絶対に省いてはいけないただひとつのこと

PTAの無駄な仕事はどんどん削減したいものですが…(写真;xiangtao / PIXTA)
子どもがいる人は、ほぼ誰もがかかわることになるPTA(Parent-Teacher Association)。学校と保護者、地域との橋渡し役を期待されるこの組織には、さまざまな謎や問題が付きまといます。いったいPTAとどうかかわるべきか?『PTAをけっこうラクにたのしくする本』の著者・大塚玲子が迫ります。

PTAの「仕事削減ブーム」の裏でトラブルも

 最近、「PTAの仕事をスリム化(削減)した」という話を聞くことが増えてきました。たとえば、よく耳にするのはこんな内容です。

「委員会の仕事を削減したうえで、2つの委員会を合体させて、数を1つ減らしました」
「ほぼ毎月開いていた定例会を、2~3カ月に1度にしました」
「広報紙の発行を、年3回から年1、2回に変えました」

今年度、日本PTA全国協議会が発行した活動事例集にも、「組織運営の透明化・スリム化・円滑化・活性化をめざして」というキャッチコピーが入っています。PTAのスリム化は、もはや全国的な流れと言えるかもしれません。

近年は児童数と比例して保護者数が減っているうえ、共稼ぎ・ひとり親家庭が増えて専業のお母さんが減少。一方でPTAの仕事は徐々に拡大していますから、仕事の削減は必然的といえます。

ただし、「削ること」ばかりに注力すると、削ってはいけない部分まで削ってしまうことがあるので、注意が必要です。

何を削ってはいけないか?それは対話や話し合いなど、「合意形成のためにかける労力」の部分です。

それぞれの会員が声を上げることや、会員の声を運営に取り入れる部分がおろそかになるのは、やはりよろしくありません。それは結局、トラブルを招くことになります。

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