京都鉄道博物館は食べて遊べるテーマパーク 29日開館!体験型展示やオリジナル土産など

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本館に入ったばかりだが、お手洗に行きたくなった。

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お手洗いのマークが乗務員風になっている

探すとすぐに見つかった。トイレのマークが乗務員風でかわいい。お手洗いが何箇所あるのか見てみると、1~3階と敷地内合わせて8箇所もあった。全部に多目的トイレ、半数には授乳室がついているので、お子様連れでも安心できるのではないだろうか。

1階には車両展示のほかに、ボタンを押すと実際に警報音が鳴って遮断機が降りたり、パンタグラフを上げ下げできたり、鉄道や車両の仕組みを紹介する体験型展示が数多く並んでいる。軌道自転車の走行体験(身長120㎝以上)は大人の私でも結構疲れた。

さて、2階に上がってみよう。

運転士の制服を着てシミュレータ体験

エスカレーターを上がってすぐ左手には鉄道ジオラマがある。鉄道ジオラマは各地の鉄道博物館によって地域に根ざした景色と車両の違いが出ていておもしろい。プログラムは1日に何度かあるようだが、早めに並ばないとなかなか見られないかもしれない。プログラムをやっていない時は自由に出入りできる。

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展示の目玉の一つ、運転シミュレータ。帽子と制服は男女、子供とそれぞれサイズがいくつか選べる(撮影:坪内政美)

一番人気は、何と言っても実物の運転台を使用した運転シミュレータ。1~6番のコースは在来線、7・8番が新幹線のシミュレータとなっている。体験するには整理券が必要で、実際にどのシミュレータにあたるかは選べない。ちなみに私は3番の223系在来線だった。

整理券を手に入れたら、書かれた時間まで絶対に遅れずに行こう。最初に点呼があるのだ。それぞれ席の後ろに運転士の制服と帽子があり、実際に着て運転することができる。気分を盛り上げるためにも着ることをお勧めしたい。

とはいえ、交代するまで10分しかないので、記念撮影を長々としていると運転の途中で交代することになってしまうので注意が必要だ。

シミュレータでの運転はなかなか難しい。特に雨や雪などではブレーキの効きも悪くなるので、難易度が高まる。運転に自信がなければ、自動運転という選択肢もあるので安心してほしい。ちなみに区間・時間帯・天候の組み合わせで全54パターンあるとのこと。これはぜひ何度もやってみたくなる。

そういえばシミュレータのスペースの後ろの方に、運転免許証の顔出しパネルがあるのだが、意外と気づかないのか、撮影している人が少なかった。顔出しパネルは今のところココだけなので、好きな人は見逃さずにぜひ撮影しておこう。

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