百年前の日本語 書きことばが揺れた時代 今野真二著

百年前の日本語 書きことばが揺れた時代 今野真二著

今からおよそ100年前の明治期の日本語を分析し、現代の日本語になるまでの間で、どれだけ変化してきたのかを探る。特に、書き言葉・文字化された言葉を中心にして、夏目漱石の『それから』など、当時の文章を例にしながら分析している。

日本語学者である著者は、明治期の日本語の特徴として大きな「揺れ」を挙げる。一つの言葉でも表記の仕方が複数あったり、旧字と新字が混在していたりしており、それを許容したというのだ。

ところが現代は、使用する文字・漢字の音訓などに関して、できるだけ「揺れ」を排除する方向にある。日本語の歴史の中では、むしろ現代のほうが特殊な状況だという。言葉の変遷から見た日本語論。

岩波新書 735円

  

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
深圳発 中国メイカー革命<br>君は沸騰都市を見たか?

アジアのシリコンバレー、中国・深圳。スマホの世界大手ファーウェイ、ドローンの最大手DJIが本社を構える。起業家の野心が沸騰する街から始まった製造業革命の実像に迫る。