東芝・室町社長が退任へ、会長に就く可能性も

原発事業で2000億円の減損処理へ

 4月20日、東芝は指名委員会を開催し、室町正志社長の退任を決める。関係筋が明らかにした。写真は都内で3月撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 20日 ロイター] - 東芝<6502.T>は20日に指名委員会を開催し、室町正志社長の退任を決める。関係筋が明らかにした。また、米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)に関し、2000億円程度の減損処理を行うことで調整中。東芝は来週中に機関決定する見通し。

関係筋によると、室町社長に対しては社内にとどまるべきとの声も一部にあり、会長職に就く可能性もあるという。

東芝は従来、2016年3月期に7100億円の最終赤字に陥ると予想。その場合、15年3月末に1兆0840億円だった自己資本は1500億円と債務超過寸前の水準に落ち込む見通しだった。

ただ、今年3月に当事者間で合意した医療機器事業のキヤノン<7751.T>への売却で、同取引に伴う利益(税引き前段階で5900億円)を16年3月期に計上することがほぼ確実になり、WHを含む原子力事業ののれん(昨年末時点3852億円)の過半を減損処理しつつ、債務超過を回避することが濃厚になった。

 

(布施太郎、浜田健太郎 編集:山川薫)

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