携帯純増はSBが9カ月連続トップ、MNPでKDDI躍進

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯電話3社が10月5日に発表した9月の携帯電話契約純増数(新規から解約を差し引く)は、ソフトバンクモバイルが「iPhone5(アイフォーン5)」の販売好調で、32万0200件と9カ月連続のトップに立った。KDDIは22万4900件で2位、NTTドコモは15万8600件で3位となっている。

ただ、MNP(番号持ち運び制度)でみると、KDDIは9万5300件の転入超過と07年3月以降4年半ぶりの高水準に。「ソフトバンクからの転入が8月に比べて約3倍に増加している」(KDDI広報部)という。一方で、ソフトバンクは1200件の転入超過と低水準。NTTドコモは9万5200件の転出超過となり、アイフォーン5発売による打撃を受けた格好だ。

ソフトバンクは10月1日のイー・アクセス買収発表と同時に、スマートフォンを経由してパソコンなどをインターネットに接続できる「テザリング」サービスの開始時期を12月15日に1カ月前倒しすると発表、さらに、アイフォーン4Sの下取りキャンペーンでも攻勢に出ている。KDDIとの「アイフォーン5競争」は一段と激しさを増しそうだ。また、NTTドコモは足元で「らくらくスマートフォン」、「キッズケータイ」などが好調。来週の「2012年冬モデル」発表などで顧客の転出に歯止めをかけられるか、注目されそうだ。

(田邉 佳介 =東洋経済オンライン)

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