最新「CSR企業ランキング」業種別トップ20 ハイレベルな電機、卸売は伊藤忠が首位

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激戦業種を富士ゼロックスが制す

鉄鋼/非鉄金属/金属製品のトップはLIXILグループ(532.7点)。人材活用92.4点、環境93.0点と高得点。ケニアが経済発展の目標として掲げる水環境の改善・節水の取り組みを「超節水型トイレシステム普及促進事業」で応援する。こうしたグローバルな社会課題解決への取り組みなどで企業統治+社会性は93.9点と高かった。

2位は住友電気工業(531.4点)。人材活用、環境、企業統治+社会性はLIXILを下回るものの財務得点で僅かな差となった。以下、3位日立金属(505.9点)、4位フジクラ(503.0点)、5位ノーリツ(499.8点)と続く。鉄鋼大手は8位の新日鐵住金(493.5点)が最高。10位神戸製鋼所(486.1点)、11位ジェイ エフ イー ホールディングス(485.7点)とふるわなかった。

機械はコマツがトップ(565.5点)。総合でも初のトップ3入り。2位はダイキン工業(550.4点)。人材活用89.9点、環境100点、企業統治+社会性84.2点と環境に強み。3位はクボタ(549.9点)。人材活用89.9点、環境93.0点、企業統治+社会性89.7点といずれも高得点。業種内順位は昨年と同じだが、総合では昨年32位から14位へと上昇しトップ10入りが目前となっている。

以下、4位三菱重工業(538.5点)、5位日立建機(512.6点)、6位日本精工(511.7点)までが総合100位内となっている。

電気機器/精密機器は富士ゼロックス(569.9点)がトップ。2位はリコー(558.2点)。人材活用88.6点、環境98.6点、企業統治+社会性100点と高いレベルで総合でも8位と上位に入った。CSR活動の主要な取り組み課題に「情報化社会の発展」「気候変動の緩和と適応」「新興国・途上国の発展」「資源循環の実現」などを掲げ、本業だけでなく環境面を含めたグローバルでの社会課題解決を目指す取り組みを行っている。

以下、3位キヤノン(557.7点)、4位NEC(557.4点)、5位三菱電機(547.3点)と続く。20位のアルパインでも総合95位(510.5点)という高得点揃いの業種だ。

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