ソニーとオリンパス、医療合弁会社の勝算 20%超の市場シェア目指す

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一方、「外科用内視鏡は世界的には競合企業が強い分野。オリンパスもソニーの3Dや高精細の映像技術を生かして巻き返しをねらっているはず。とはいえ、ソニーのデジタルイメージング技術は民生用が中心で、医療用への応用には時間がかかると思われる。2~3年で画期的な新製品ができるかには疑問も残る」(バークレイズ・キャピタル証券の中名生正弘アナリスト)との指摘もある。

合弁企業の人員配置など詳細については現時点では未定。ゼロからのスタートとなるオリンパスとソニーの医療事業合弁会社。ソニーの高い映像技術とオリンパスの医療現場における密接なネットワークを生かし、成長市場で成功を収めることができるか。新しい挑戦が始まる。

(島 大輔 撮影:尾形 文繁 =東洋経済オンライン)

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