追加融資獲得でもなお残るシャープの懸念

拡大
縮小

「3600億円の融資は、銀行にとって非常に重い決断。しかし、すでに巨額の融資を実施している主力2行がここで”引く”という選択肢はなかった」とある金融機関の関係者は打ち明ける。シャープが金融機関に提示した実抜計画には、8月に発表された「経営改善対策」に具体的な数字のメドなどが付け加えられたものの、方向性は大きく変わっていない。「銀行が今下期の営業黒字化が困難と判断した時点で、シャープは追加の再建策の提示を迫られる可能性がある」(同)。

実抜計画の概要や、実抜計画を提出をしてなおシャープが抱える課題の詳細は、『週刊東洋経済』10月6日号(10月1日発売)で報じる。

(前野 裕香、撮影:ヒラオカスタジオ=東洋経済オンライン)

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT