女性たちが密かに悩む「骨盤臓器脱」の辛さ

10人に1人、潜在的患者も多数

「骨盤臓器脱」という病気を知っていますか?(写真 :タカス / PIXTA)

日本の女性のうち、10人に1人に症状があるといわれる「骨盤臓器脱」。出産や加齢によって子宮やぼうこうなどを支える骨盤内の筋肉や靱帯(じんたい)が緩み、膣からそれらの臓器が出てくる状態のことで、潜在的患者数は多いと考えられている。

専門の医療機関で受診を

悪化すると生活の質(QOL)を著しく損なうケースがあり、福井県内の医師は「勇気を持って専門の医療機関を受診してほしい」と呼び掛ける。

骨盤臓器脱の初期症状は、膣からピンポン玉のようなものが出る感覚があることが多く、進行すると歩行障害や出血、排尿困難など日常生活にも支障をきたすようになる。米国女性の生涯罹患(りかん)率は11・1%といわれ、日本の場合40歳以上の10%に症状があると仮定しても、潜在的患者は約350万人に上る。ただ、命に関わる疾患ではないため、羞恥心から受診しない人が少なくない。

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