アルビレックス新潟の奇跡:池田弘が語る人と組織の育て方(第3回)--日本人にはベンチャーのDNAがある

アルビレックス新潟の奇跡:池田弘が語る人と組織の育て方(第3回)--日本人にはベンチャーのDNAがある

--教育事業に尽力する一方で、ベンチャー企業の育成にも力を入れていらっしゃいます。その中でも、池田さんが会長を務める「異業種交流会501」というのはどういったものでしょうか?

これは、新潟を中心に新たな企業を生み出し、501社以上の公開もしくは公開並みの企業を育成することを目的とした、起業支援組織です。なぜ501社なのかというと、明治時代の実業家であり、近代日本の経済の礎を築いた渋沢栄一が、生涯に500社の企業の支援に携わったということから。それを1社でも超えていこうという意味です。

現状を打ち破るためにも、501人の経営者をつくる。そういった創設の主旨に賛同して集まった企業は、1999年のスタート以来増え続けて、現在は100社以上になります。ベンチャー企業などの経営者を講師として招いたり、テーマを設定した意見交換会などの活動を行っていく中で、実際に公開するかどうかは別として、公開レベルの企業は10社以上になりました。1億円以上の利益を上げている会社もあります。

--実際に、どんな企業や経営者が育ってきていますか? 具体的な例があれば教えてください 

もっとも象徴的なのは、ローソンのフランチャイジー企業であるフュージョンズです。経営者の佐藤洋彰社長は現在27歳ですが、彼は19歳のときに東京の中央大学を辞めて、地元の静岡から新潟にやってきました。

もともと、私の勉強会に参加していたので話を聞いてみると「創業者になりたい」「すぐにでもやりたい」という強い気持ちがあるのですが、どうも今のままではうまく行く気配がない。相談していくうちに「新潟に来たら応援するぞ」という話になったのです。

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