期末日経平均は3日続落、8営業日ぶり安値に

利益確定売りに押される

 3月31日、東京株式市場で日経平均は3日続落。終値は3月18日以来、8営業日ぶりの安値を付けた。写真の株価ボードは、昨年3月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 31日 ロイター] -

東京株式市場で日経平均は3日続落。終値は3月18日以来、8営業日ぶりの安値を付けた。米国株高や前日に下げが加速した反動などを背景に、序盤は買いが先行。1万7000円台を回復する場面があったが、利益確定売りに押され伸び悩んだ。後場に入り一時的に持ち直したものの、大引けにかけて先物主導で売られ、安値引けとなった。

2015年度の1年間では、日経平均は前年度末比2448円32銭安(12.7%安)となった。年度ベースでマイナスとなったのは10年度以来、5年ぶり。第2次安倍政権発足後では初となる。

足元では4月米利上げ観測が後退しつつあるなか、ドル/円が112円台と円高基調を継続しており、引き続き日本株の重しとなった。石油関連や銀行株は上昇したものの、情報・通信、小売、食料品など内需の一角にも利益確定売りが出た。

日本アジア証券エクイティ・ストラテジストの清水三津雄氏は「年度末の『お化粧買い』が入る期待もあるが、それ以上に売り物が出た。ただ商いが盛り上がっているわけでもない」と話す。翌日に日銀短観や、米雇用統計など重要指標の発表を控えていることも見送り要因となり、手掛けにくさが意識された。

個別銘柄ではアンリツ<6754.T>が急落。30日、16年3月期連結業績予想の下方修正を発表した。純利益を従来予想の50億円から35億円に減額。今期の下方修正は今年1月に続き2度目となり、嫌気された。

半面、東芝<6502.T>は大幅高。前日に白物家電事業を中国・美的集団に売却することで合意したと発表した。売却に伴う特別利益の計上などを好感した買いが入った。

東証1部騰落数は、値上がり421銘柄に対し、値下がりが1449銘柄、変わらずが76銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16758.67 -120.29

寄り付き    16997.14

安値/高値   16758.67─17033.65

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1347.20 -9.09

寄り付き     1363.12

安値/高値    1346.83─1367.88

 

東証出来高(万株) 222549

東証売買代金(億円) 23073.77

 

 

 

(長田善行)

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