新入社員に優しい「ホワイト企業」トップ500 16年最新版!「新卒3年定着率」を徹底解明

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定着率100%で入社者がもっとも多かったのはブラザー工業の64人。男性48人、女性16人が2012年4月に入社し、3年後の2015年4月に全員在籍している。

『CSR企業総覧』2013年版掲載の2012年4月入社者の状況によると学歴別の内訳は国内の大卒55人(うち男性43人、女性12人)、海外の大卒9人、短・専門卒8人、高卒・他1人。大学以外も含めた全新入社員で100%を達成している。

社内ランクに基づき資格取得時に最大5万円の奨励金支給や若手従業員をトレーニーとして海外グループ会社に派遣。他に大学院などへの通学を目的とした最大4年間の留学休職制度、技術者向けキャリア研修、eラーニングや通信教育といった自己啓発制度などで社員の能力開発を推進する。また年2回実施の社内公募制度や特許報奨制度も導入し、やる気のある社員を応援している。

働きやすさを整える制度も充実

働きやすさの面でも10:30~15:00がコアタイムのフレックスタイム制度や半日単位の有給休暇制度、2014年11月よりトライアルで実施中の在宅勤務制度、最長で通算3年可能な介護休暇といった多くの制度が整備されている。

平均勤続年数も男性14.2年に対して女性13.8年と男女問わず長く働き続けられる職場でもある。働きながら安心して出産を迎えるために、産業医、保健師などと連携した「ブラザー母性健康管理推進プロジェクト」を実施。育休復帰後に子が小学校4年始期までフレックスタイム適用の短時間勤務が可能と子育て支援にも積極的だ。女性管理職登用は後れているが、2020年までに現在の女性管理職比率2.5%を2倍以上にすることを目指し、女性活躍を推進している。

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