"無名自治体"がホークス誘致に成功した理由

「地に足ついた提案」で勝ち取った大チャンス

ホークスファームの本拠地誘致に湧く筑後市役所

3月19日、まさに今日開業を迎えた、福岡ソフトバンクホークスのファーム(2軍、3軍)新施設「HAWKSベースボールパーク筑後」。その誘致に成功した福岡県・筑後市に注目が集まっている。

筑後市は、福岡県南部に位置する田園都市。ほぼ平坦な地形と温暖な気候を生かし、昔から農業が盛んな場所だ。九州自動車道・八女インターに近く、工場や物流センターなどの大型施設誘致が市の発展を牽引し、人口は5万人弱ながら、実は20年以上増加を続けている。

知名度アップの、またとない機会

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JR鹿児島本線の駅が市内に3駅あり、博多まで1時間弱の通勤・通学圏であったが、2011年には九州新幹線の停車駅(筑後船小屋駅)も開業。博多まで最短24分という利便性から、福岡市への通勤者がマイホームを持てる場所としても注目度が上がっている。

とはいえ、九州の中で決して目立つ存在ではない小さな自治体である同市。ホークスの重要な戦略を担う施設を、なぜ誘致できたのか。今回は誘致活動から開業までの取り組みについて、筑後市役所・ホークスファーム本拠地整備推進室の江崎紹泰さん、串田杏衣さんに聞いた。

ホークス球団がファーム用地募集を発表したのは2013年8月2日のこと。福岡県内はもとより、佐賀・長崎・大分・熊本から34の自治体が次々と名乗りを上げた。筑後市が立候補を表明したのは8月13日だった。

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