「業績が好調なのに割安な会社」ランキング 好業績12月決算会社で予想PERが低いのは?

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3位のムゲンエステートは首都圏1都3県(神奈川、千葉、埼玉)を中心にした不動産の買い取り・再販が中核事業だ。今期は成長を牽引してきた投資用不動産が一棟賃貸マンションやオフィスビルを軸に拡大する見込み。住宅・不動産会社は日本銀行のマイナス金利政策も追い風になりそうだ。

流動性もチェック

低PER銘柄投資で留意したいのが、「流動性の高い大型株は“ショック”の初期に売られる傾向がある」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏)点だ。外国人の保有比率も高く、「換金売りの対象になりやすいからではないか」(同)。

一方、ランキング上位には中小型株が目立つ。ショック時の下値不安は比較的乏しいといえるかもしれない。

上位70社ランキングはこちら(四季報オンライン)
(週刊東洋経済2015年3月19日号「投資の視点」から転載)

 

松崎 泰弘 大正大学 教授

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まつざき やすひろ / Yasuhiro Matsuzaki

フリージャーナリスト。1962年、東京生まれ。日本短波放送(現ラジオNIKKEI)、北海道放送(HBC)を経て2000年、東洋経済新報社へ入社。東洋経済では編集局で金融マーケット、欧州経済(特にフランス)などの取材経験が長く、2013年10月からデジタルメディア局に異動し「会社四季報オンライン」担当。著書に『お金持ち入門』(共著、実業之日本社)。趣味はスポーツ。ラグビーには中学時代から20年にわたって没頭し、大学では体育会ラグビー部に在籍していた。2018年3月に退職し、同年4月より大正大学表現学部教授。

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