依田誠 ジーエス・ユアサ コーポレーション社長--エコカー用電池は世界に膨大な需要

依田誠 ジーエス・ユアサ コーポレーション社長--エコカー用電池は世界に膨大な需要

2010年度から始まる次期中期経営計画で、自動車用リチウムイオン電池に社運を懸けた投資に打って出た。

--最近のエコカーをめぐる環境は、想像以上のスピードで動いている。三菱自動車の電気自動車も時間が経つごとに生産計画が上方修正される。エコカー用電池は、政策的後押しもあり、世界で膨大な市場が期待できるようになった。われわれ電池メーカーとしても看過できず、大きな投資を決断した。

株式市場でも投資家から圧倒的な注目を浴びている。

--経営者としてはうれしいし、経営の励みにもなるが、若干、過熱感があることは事実だろう。早く株価に見合った実力に向上させたい。

複数の自動車メーカーと合弁を組む事業戦略を採用している。GSユアサにとっての狙いはなにか。

--ひとつは、安定供給先の確保だ。合弁相手の自動車メーカー側に優先的に当社の電池を調達してもらえる。もうひとつは、資金的な問題だ。100%独自でやるとなるとかなりの資金力を要求されるが、この点については負担の低減を図れる。とはいえ、出資比率にはこだわった。合弁を組む前提条件として、マジョリティを要求した。われわれが主導権を握らないと、安心してこちらの技術を開示できない。

一方、合弁戦略は相手側にコスト構造を把握される弱みもあるのでは?

--それは弱みにもなるし強みにもなる。大儲けはさせてもらえない一方、こちらが真っ赤になるような価格での注文もされないだろうから。

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。