東京がガンダムなら神戸は鉄人28号!巨大モニュメント最新レポート《NEWS@もっと!関西》


 商店主などの後押しにより、2006年に立ち上がった「KOBE鉄人PROJECT」(07年にNPO法人化)は、神戸市出身の漫画家である横山光輝氏(故人)の代表作品を活用した地域活性化策つくりに着手した。「鳥取県の『水木しげるロード』のような施設ができないだろうか、と考えた」(KOBE鉄人PROJECT事務局の岡田誠司氏)。その企画のひとつとしてあがった鉄人モニュメントだが、当初の企画案は現行とは違うものだったという。

「最初は、こんな“ごっつい”もんをつくる予定はなかったですよ。アニメでは鉄人28号は身長の設定がない。だから、モニュメントはせいぜい5~6メートルぐらいのもんやろうと思っていました。ただ、つくるのならば迫力のあるものにしたいと、いつの間にか18メートルになっていた。ほんまに、いつの間にかです」と、岡田氏は破顔一笑する。鉄人モニュメントが18メートルになることが決まったのは、お台場ガンダムのモニュメントが登場する前だったという(お台場のガンダムも全長18メートル)。

ところが、企画の実現化には大きな問題が立ちふさがった。資金問題である。

 モニュメント化の総費用は約1億3千万円。神戸市が3分の1を補助してくれたが、残り約8千万円をどうやって集めるのか。国からの補助金はあえなく見送られた。企業からの協賛金も一筋縄ではいかない。「神戸市には予算をつけてもらった。地域の期待も高い。これは実現化しないと、シャレにならん」。頭を抱えた鉄人PROJECTだが、企業が協賛しやすい画期的なシステムを考案する。着目したのは、飲料の自動販売機だ。

まず、地元商店街などの協力を仰ぎながら、自動販売機を置くスペースを確保した。次にそのスペースを5年契約する形式で、企業から協賛金を募ったのだ。これにサントリーホールディングスなど複数の飲料メーカーが賛同。キリンホールディングスは37カ所もの契約を交わした。こういった企業からの協賛金に加え、商店街などの寄付などをかき集め、ようやく昨年の秋口に資金のメドがたった。

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