ベンツ「Eクラス」最新進化はここまでスゴい

2016年内に日本へ上陸する新型に乗ってみた

どのタイプも乗り心地は格別だ(写真は「E350d」)

鋳鉄製シリンダーにプラズマ加工を施して、アルミ製ブロックと組み合わせることで、大幅に軽くできると同時に、余計な摩擦を減らすことができたことも、高回転域までスポーティに走れる要因だろう。もちろん、これは低燃費化にもつながっている。

CO2排出量はわずか102g/km、100kmを走行するための燃料はカタログ値ながら3.9L(3.9L/100km)と、驚きの低燃費だ。NOx(窒素酸化物)をはじめとする排ガスのレベルがユーロ6をクリアするのはもちろん、将来の排ガス基準や国連で話し合いが進んでいる次世代の燃費基準にも適合する目算だ。

乗り心地の良さは圧倒的

一般道で走らせていると、乗り心地に良さに感嘆する。ポルトガルの道はかなり荒れているのだが、ボディそのものの剛性感に加えて、各部分の取り付け剛性も高く、安定したドライバビリティを提供する。メルセデス・ベンツのお家芸ともいえるボディコントロール機構の助けもあって、大きな入力が発生したときでも、瞬時に姿勢を立て直してくれる。

実は今回、エアサスペンションの機構にも大きな改良が施されているのだ。新開発のエンジンはなめらかなトルクを発揮するだけではなく、高速道路で巡行するようなシーンでは、エンジン回転数を1500rpm以下に抑えて粛々と走る。

新型Eクラスのセンターコンソール

そろそろ、お待ちかねのセミ自動運転を体験してみよう。クルーズコントロールのノブを操作すると、緑のハンドルマークがモニターに表示されて、セミ自動運転が起動する。白線内を保って走り、自動で前車に追従する。でも、いまや、これくらいでは誰も驚かない。スバル(富士重工業)の「アイサイト」でも、メルセデスの妹分である「Cクラス」でも、白線内を走ろうと補正する程度の操舵は自動でするからだ。

新型Eクラスは、ウィンカーを点灯させると、その方向に自動でレーンチェンジする点が新しい。もちろん、自動ブレーキも付いていて、前のクルマはもちろん、交差点を横切るクルマや歩行者も検知して、完全停止まで自動でブレーキをかける。従来の「アクティブ・ブレーキアシスト」に交差点回避機能が追加された。

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