ドコモが「2年縛り」の自動更新を改善へ 無料解約期間を2カ月間に延長

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 3月7日、NTTドコモは、2年契約の料金プランを解約する際に、無料で解約できる期間をこれまでの1カ月間から2カ月間に延長すると発表した。写真は駅の携帯電話利用者、都内で2015年10月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 7日 ロイター] - NTTドコモ<9437.T>は7日、2年契約の料金プランを解約する際に、無料で解約できる期間をこれまでの1カ月間から2カ月間に延長すると発表した。

2月に契約満了を迎えたユーザーから適用する。これにより、例えば今月契約満了となるユーザーは、4月と5月の2カ月間無料で解約できるようになる。

2年単位の契約はいわゆる「2年縛り」と呼ばれ、途中で解約すると違約金が1万0260円(税込)かかる。契約は自動更新されるため、いつの間にか更新されていたとの苦情も少なくなく、総務省の有識者会議が改善を求めていた。KDDI(au)<9433.T>とソフトバンクも追随する予定だが、時期は明らかにしていない。

2年縛りをめぐっては、自動更新の仕組み自体を批判する声もあり、さらに見直しが進む可能性がある。

 

(志田義寧)

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