怒りの感情とは「トヨタ式」で決別できる!

「問題解決の手法」で怒りっぽい親から卒業

イライラしてばかりの毎日から開放されるにはどうしたらいいのでしょうか?(写真 :kuro / PIXTA)
「イライラしてばかりの毎日、本当にイヤだ」――親であれば、一度は抱いたことがあるであろうこの気持ち。おそらく、いつも優しい気持ちや笑顔で子どもに接している親」といった理想のイメージどおりにならず、イライラ・ガミガミしてしまう人は多いのではないでしょうか。このように「あるべき姿」と「現状」のギャップがある状態、これをトヨタでは問題があると捉えます。
問題であることはわかっている。でも、慌ただしい毎日の中では、その「怒り」を抑えるのが精いっぱいで、心から笑顔でい続けるなんでムリ――そう思っていませんか?
今回の記事もわが家での実例を交えつつ書いていますが、きっかけになったのは「ママが 怒らない家がいいな」と長女に言われたショックでした。何とかこの状況を改善したい、そんな強い思いから2~3カ月取り組んだところ、ある日長女がこう言いました。「最近、ママから全然怒られなくなったね」そう。「怒り」は仕方のないことでも、ムリをして抑えることでもありません。きちんとステップを踏めば、大幅に減らすことができるのです。
前回が初級編としたら、今回はちょっとステップアップした中級編。トヨタで新入社員時代から叩き込まれる「問題解決」のエッセンス(詳しくは『トヨタの問題解決』を参照)を応用して、多くの親の隠れた悩みの種である「怒り」からの解放を試みます。

「怒り」の現状を把握する

・Step①現状を把握する

まず最初に必要になるのは現状の把握。いったい、何にどの程度怒っているのか?を認識しましょう。

<ポイント>

問題に対して片っ端から解決策を考えていては、時間もパワーも足りません。まずは「怒り」の現状を把握し、効果的な“攻撃対象”を見つけます。

まずはペンと紙を準備して、家の中のメモしやすい場所に置いてください。そして、1週間ひたすら「怒り」の記録を取ることから始めます。ペンと紙という原始的手段をとり、メモしやすい場所に置くのは、対象となるケースが発生した時に素早く簡単にメモをするためです。PCや携帯という電子機器も集計という点では便利ですが、記録を取る際には小さな一手間が必要で面倒に感じてしまう場合も。ご自身がいちばん記録しやすい形態を選んで下さい。

また、実際に「こら!」と怒ったケースに加えて、心の中でイラッと感じたケースも記録の対象です。

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