トヨタが製品群別カンパニーを導入する理由

企画から生産まで一貫管理

 3月2日、トヨタ自動車は4月からの新体制を発表した。自動車事業で、小型車、商用車など7つの製品群からなる「カンパニー」を新たに設置する。パリで2月撮影(2016年 ロイター/Mal Langsdon)

[東京 2日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は2日、4月からの新体制を発表した。自動車事業で、小型車、商用車など7つの製品群からなる「カンパニー」を新たに設置。これまでの地域軸によるビジネスユニット(BU)は残し、各カンパニーが製品の企画から生産までを一貫して管理できる体制にする。

同社が現在、車づくりに順次導入している新しい設計手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に合わせる形に組織の枠組みを見直し、TNGAの効果を最大化できるようにし、意思決定の迅速化や人材育成も図る。

7つのカンパニーは、1)小型車、2)中・大型車、3)商用車、4)高級車ブランド「レクサス」、5)先進技術開発、6)パワートレーン、7)コネクティッド(通信でつながる車)で構成する。各カンパニーには責任や権限を持つプレジデントを置く。これまでの「第1トヨタ(先進国)」と「第2トヨタ(新興国)」といった地域軸によるBUは継続する。

また、長期的な視点に立った経営戦略の策定と経営資源の最適化に向けて、新たに「コーポレート戦略部」と将来技術や事業を創造する「未来創生センター」を設置する。役員体制も刷新し、現在は6人いる副社長を4人に減らす。

 

(白木真紀)

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