「ロック解除問題は先例にならない」FBI長官 アップルの主張に対して反論

拡大
縮小
2月25日、米FBIのコミー長官は、銃乱射事件の犯人が所持していた携帯電話のロック解除を求める裁判所命令が米アップルに対し出ている件について、類似の事件への先例にはならないとの認識を示した。写真sは同日、下院で証言するコミー長官(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は25日、銃乱射事件の犯人が所持していた携帯電話のロック解除を求める裁判所命令が米アップル<AAPL.O>に対し出ている件について、類似の事件への先例にはならないとの認識を示した。

コミー長官は下院委員会の公聴会で、携帯電話のソフトウェアはその性質からして複雑であるため、今回のケースが適用できる範囲は限定されると指摘。

ただ、法執行機関による暗号化データへのアクセスをめぐる大きな枠組みについては、議会などで解決していく必要があるとの考えを示した。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT