「ミスター・ポジティブ」のすごい口ぐせ つねにうまくいく人はこう「言い換える」

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マジックワードは、周囲の幸福度をぐっと上げてくれる魔法としても使えます。それが「おかげさまで」。ハッピーなときに使うのがコツです。

「最近、調子どう?」→「おかげさまで、元気です!

「結婚生活どう?」→「おかげさまで、幸せです

「仕事どう?」→「おかげさまで、順調です

あなたの幸福感は相手には関係ないのかもしれません。でも「あなたのおかげで」というニュアンスを込めることで、相手に幸せのおすそわけをすることができます。

パートナーに不満!――「もっとちゃんと働いてよ!」

では、「相手に不満がある」ときはどうすればいいでしょう。

人間は自由に生きたい生き物ですから、「こうしなさい」「ああしなさい」といわれると、どうしても抵抗したくなるものです。たとえ、稼ぎがよくないご主人でも、仕事をサボり気味な奥さんでも「こうしなさい」といわれたら、そりゃあイヤですよ。

でも、どうしても不平不満を伝えたいとき、ありますよね。そんなときに試してもらいたいのは、「先出しジャンケン」です。

「負ける」かもしれないリスクを負って、あえて先にこちらから手を出すのです。

たとえば旦那さんに何か言いたいことがある。あるいは頼みごとがあるとする。そのときは、真っ先に「感謝」してしまいます。

「いつも働いてくれてありがとう! 助かってます」

「大変だろうけど、うれしいよ!」 

「ありがとう」の言葉が、相手のやる気スイッチをオンにする

こちらから感謝の言葉を投げて、相手を勝たせてしまうわけです。心理学に「返報性の法則」というものがあります。誰かに何かをしてもらうと、自然と「借りを返したい」と感じる人間の心理のことです。言われた相手は「なんだか悪いな」という気持ちが芽生え、自然とそれを「返さなきゃ」と考えるわけです。

「感謝されたけど……おれ、そんなに頑張っているかな……もっと頑張らねば!」と、能動的にやる気スイッチが入る、というわけです。

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