最高の幸せを感じる「究極の年収」はいくらか

報酬とサラリーマンの「やる気」の意外な関係

「やる気」と「報酬」のベストバランスとは?(写真:ryanking999 / PIXTA)

前回の「日本人は世界一、自分の会社を嫌っている」の記事には多くのコメントをいただいた。本当にありがとうございます。

「忙しい中でもフォローしながら部下に成功体験をさせるのである。そうすれば、部下自身も成長を感じられ会社への帰属意識も高まって企業の成長へとつながり、社員へ利益還元ができ、良循環となる」

「部署をぐるぐる会社都合で移動しなければならない被雇用者が(前回記事の)タイトル通りに至ることは不自然でも個人的問題でもない。未だにOJTを呪文にする雇用がグローバル市場で活気を見いだせない日本企業の病」

「転職市場があまりに不活発なのが原因な気がする。会社の選び直しができない環境では、性格不一致でも甘受せざるをえない」

「会社から見れば、解雇が簡単でない状況で待遇にめりはりを付ければ、社内に無用な緊張を生んで生産性を下げる」

「意外」との声が多かった

この連載の過去記事はこちら

皆様の正鵠を得たご意見にはうなずくばかり。筆者の身の回りでも、これほどまでに企業と社員が「険悪な関係」に陥っていたとは意外、という声が多く聞かれた。いずれにせよ、「不幸な社員」が多い現状は、日本経済にとっては由々しき問題であるのは間違いない。

社員の仕事や会社に対するエンゲージメント(社員が企業に対して、どれぐらいの愛着やコミットメント、忠誠心、士気や誇りを感じているか)が低ければ、企業としての生産性も大きく損なわれる。データを見ても、エンゲージメントの低い社員の多い会社ほど、利益、生産性、顧客満足度が低く、製品の不良品率、事故率が高い。実際、2014年の日本の労働生産性は7万2994ドルで、順位をみると2005年からずっとOECD加盟34カ国中第21位で、主要先進7カ国で最も低い水準だ。

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