名誉毀損 表現の自由をめぐる攻防 山田隆司著

名誉毀損 表現の自由をめぐる攻防 山田隆司著

新聞記者である著者は、昨今の日本の名誉毀損訴訟の判決に危惧を抱いている。

たとえば、政治家の不正報道をする際に、手持ちの証拠がグレーゾーンだった場合、メディアはどうするか。報道に対する「相当の理由」と呼ばれる法理を裁判所が認めれば、名誉毀損にはあたらない。しかし、この「相当の理由」の基準が、現在の司法の現場では明確でないため、敗訴を恐れて報道自体を差し控えかねないという。

これでは、国民の「知る権利」が侵されてしまう。一方には、メディアの過剰な思い込みによる「報道被害」という人権侵害の例もある。この二つの間でどう折り合いをつけるか。名誉毀損と表現の自由のせめぎ合いを考察する。

岩波新書 819円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
地震と原発災害<br>原発最後の選択

四国・伊方原発、北海道・泊原発の地震対策に学者から異議が相次ぐ。地震の揺れの過小評価や活断層の見落としだ。電力会社任せの対策は疑念がぬぐえない。検証方法の確立が待たれる。