名誉毀損 表現の自由をめぐる攻防 山田隆司著

名誉毀損 表現の自由をめぐる攻防 山田隆司著

新聞記者である著者は、昨今の日本の名誉毀損訴訟の判決に危惧を抱いている。

たとえば、政治家の不正報道をする際に、手持ちの証拠がグレーゾーンだった場合、メディアはどうするか。報道に対する「相当の理由」と呼ばれる法理を裁判所が認めれば、名誉毀損にはあたらない。しかし、この「相当の理由」の基準が、現在の司法の現場では明確でないため、敗訴を恐れて報道自体を差し控えかねないという。

これでは、国民の「知る権利」が侵されてしまう。一方には、メディアの過剰な思い込みによる「報道被害」という人権侵害の例もある。この二つの間でどう折り合いをつけるか。名誉毀損と表現の自由のせめぎ合いを考察する。

岩波新書 819円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
あのころ銀行は<br>無茶苦茶だった

『住友銀行秘史』の著者で元・住銀取締役の國重惇史、元イトマン顧問弁護士の河合弘之、元長銀取締役の箭内昇。平成の金融バブルの最中に起きたイトマン事件の真相と教訓を語る。