「究極のツボ」がストレスと花粉症を軽くする 筋トレを組み合わせて血流アップをはかれ

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ツボを押して体がポカポカしてきたら、血流が増えている証となる。これを続けることで、ストレスを退け、花粉症の軽減にも役立つそうだ。「血流が増えて、夜ぐっすり眠れるようになったという人は多い。また、アレルギー症状の改善に加え、肩こり、便秘、中性脂肪や肝機能など食生活にかかわる数値も改善したケースもあります。ご自宅でツボを押すときに道具などは必要ありませんので、気軽に試していただければと思います」

1日10分週3回の筋トレも役立つ

究極のツボの効果を高めるにはもうひとつ、筋肉量も重要な要素となる。
「血液は、酸素などの栄養素を細胞に届けるために欠かせません。血液は筋肉に蓄えられるため、全身の60兆個も細胞に行き渡らせるには、筋肉も大切なのです。しかし、運動が苦手、ジムに通う時間などがない方もいますね。そういった方は、週に3回程度の筋力アップの筋トレをしましょう」

その方法は次のとおり。

① 腹筋運動40回(膝を曲げた状態でOK)。

② 背筋運動30回

③ 腕立て伏せ30回(できればゆっくりと腕を曲げる)。

④ 胸の辺りで両手を合わせて、手の平に8秒ほど力を込める。次に、両手の指を合わせて外側に8秒ほど引っ張る。

「筋トレでは、力を入れたときに息を吐きながら行うのがコツです。運動不足の方は、腹筋運動40回もキツイかもしれません。無理することなく、ご自身の体調に合わせて、少しずつ回数を増やしましょう。1回10分程度を週2~3回続けることで、自然に筋肉量は増えていきます。毎日のツボ押しと筋トレによって、健康を実現していただければと思います」と了德寺理事長。つらい花粉症とストレスによる体調不良が撃退できれるのなら、まさに一石二鳥といえる。

安達 純子 医療ジャーナリスト

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あだち じゅんこ / Junko Adachi

東京生まれ。医療ジャーナリスト。医学ジャーナリスト協会会員。大手企業のOLから転身。フリーランスの雑誌記者としてさまざまなジャンルの取材を行う中で、病気の発生メカニズムに興味を持ち、医療関係の記事の執筆に比重を置くようになった。現在は、先進医療といった最新の医療状況をはじめ、免疫疾患や感染症などに強い関心を持つ一方で、生活習慣病といった身近な病気を対象とした記事を数多く新聞等で連載中。身体に個人差がある中で、その人にとっての健康とはなにか。病気の仕組みはどこまで解明できるのか。また、未知の病気の正体はどこにあるのかなどをテーマに現在取材を進めている。

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