脱帽!ミニマリストの生活はこんなに合理的 「最小限」で暮らすことで手に入る幸せ

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人気ミニマリストの超合理的な生活を紹介します
身のまわりのモノを限りなく減らし、最小限のモノだけで暮らす――。最近「ミニマリズム(最小主義)」「ミニマリスト」という言葉をよく耳にするようになりました。ビジネスパーソンにとっても、「出費が減る」「迷いが減る」「自由な時間が増える」といったメリットがあるのだとか。捨てて、捨てて、結果的に残った無印良品のモノたちに囲まれながらミニマリスト生活を実践し、『無印良品とはじめるミニマリスト生活』(KADOKAWA)を出版したやまぐちせいこさんにミニマリストのスゴ技を聞きました。

 なぜ私はミニマリストになったか

ミニマリスト、という言葉をきいたことがありますか?自分にとって本当に大切な、最小限のものだけで暮らす人のことをそう呼ぶようです。モノであふれた生活に見切りをつけ、シンプルな暮らしをめざす人が今増えています。私もそのひとりです。

この生活にはさまざまなメリットがあります。たとえば所有するモノを絞るので出費が減ります。また、余計なものを極力買わなくなるので、お店であれこれ迷う時間も減っていきます。そうして日々に占めるモノを減らしていくと、生活に、心にゆとりが生まれてくるようにも感じます。

そうしたミニマリスト生活で、大きく変わったのが「幸せ」の感じ方です。私はもともと感情的で飽きっぽい性格で、若いころから「変化」が大好きでした。いろんな経験をして、いろんなことを学んで、もっともっと成長したい! そう思っていました。でも現実の自分の人生には、全然満足できない自分がいました。

家事、育児、仕事。それぞれが、どれを取っても中途半端。家族をいつも大切にしたいと思っているのに、仕事で疲れてイライラして怒っている自分。いちばん大切にしたいと心から願うものを、大切にできない矛盾。不安ばかりが募っていました。

DIY、北欧、ナチュラル可愛い…… 20代後半〜30代前半にかけて、雑誌の憧れの部屋を、次から次へと真似していました。今思えば、ころころテイストが変わる部屋は、私の心を映し出しているようだったと感じます。

「10 年、20 年と時間が経った時にこれを頑張りました! これができます!ってことが私は何もないなぁ……。もし、明日 人生が終わったとして私はそれで満足なのかな?」

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