できる人は「あっ、忘れてた」をこうして防ぐ やるべきことを漏らさない「手帳管理」のツボ

拡大
縮小
「あ、しまった。やっていなかった!」……。そんな失敗を防ぐToDo管理のポイントをご紹介します(写真:tomos / PIXTA)
周囲の仕事ができる人、速い人を見て、ある特徴に気づいたことはないでしょうか。「あっ、あの仕事、忘れてた!」と慌てていることが少ない、という点です。
外資系企業のシニア・プロジェクト・マネジャーとして、200人のメンバーを抱える木部智之氏は、仕事を絶対にやり漏らさない「ToDo管理」にはコツがあるといいます。自他共に認める“スピード狂”である木部氏に、実際にやっているToDo管理と、そのポイントについて紹介してもらいます。
前回の記事:1日3分でメンタルを強くする方法ベスト3

「ついうっかり」が効率を悪くする

報告書を期日通りに提出できない、見積りを約束した期日に提示できない、依頼された調査を忘れてしまった……。ToDo管理は仕事の基本中の基本ではありますが、うっかり対応が漏れてしまったり、期日を過ぎてしまったりすることがあります。

やるべきToDoを漏らしてしまうと、順調に進んでいたはずのスケジュールが台無しになります。予定していた他の仕事をさしおいて、その漏らしたToDoを最優先にしないといけなくなり、効率も悪くなってしまいます。

調査や資料作成など、一部を他の人にやってもらわないといけないToDoであれば、その人たちに頭を下げて、無理を言ってすぐにやってもらわないといけなくなり、その時間と労力がかかります。

さらに、何度も仕事を漏らしていると、上司や周りからの信用を失ってしまいます。そうなると、依頼した仕事がちゃんと進んでいるのか、依頼した通りに作業ができているのか、などとちょこちょこと“横やり”の確認が入るようになってしまいます。こうなると、横やりが入るたびに作業を止めて説明をしないといけないなど、余計な時間を費やすことになります。

次ページ仕事ができる人は「あ、しまった」が少ない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT